少子高齢化により、これからますます必要になってくるのが介護職です。
介護職には、施設で働くものと要介護者の自宅に出向いて働く訪問介護があります。
ホームヘルパーとは訪問介護のことで、施設で入所している大勢の要介護者を何人かの介護職員で介護するのに対し、1人の要介護者に1人の介護職員が基本になります。
ホームヘルパーの仕事を行うには資格が必要になります。
最低限必要となるのが、介護職員初任者研修を取得することです。
その上に3年の実務経験を経たうえで受講できる実務者研修があり、この2つは民間資格になります。
さらに国家資格である介護福祉士があります。
資格を取得するには数万円~数十万円の費用が必要になりますが、介護事業所が資格取得費用を出してくれるケースもあるので、転職をしてから取得することも可能です。
ホームヘルパーというのは実は様々な雇用形態から成り立っていることが多いのです。
正社員やパートとしての直接雇用の他に、派遣ヘルパーや登録ヘルパーなどがあります。
直接雇用でなければ好きな時に働けるので、仕事の休みの日や退社後、家事の合間などに副業として働くこともできます。
親をもつ誰もが、高齢になった親の介護の必要性に迫られます。
その時に経済的余裕があるのなら介護施設に預けることができます。
しかし入所の費用が用意できなかったり、親が入所を拒否した時には、自分たちで親の介護をしていかなければなりません。
ホームヘルパーの実務経験を通じてのキャリアアップは、後々必要となる親の介護にも役立つことでしょう。